マンション業界コラムVol.72
2009年もそろそろ終わろうとしていますが、2009年の首都圏新築マンションの供給量(=新規販売戸数)は、ほぼ3.5万戸くらいになりそうです。これは80年代後半のバブル崩壊後の92年以来の低水準。新規の販売が減るということは、マンションの購入を考えている人にとっては、選択の幅が狭まるということですから、情報収集がさらに求められる時代になったといえましょう。
民間の調査機関である「不動産経済研究所」は、来年の新築販売戸数予測を4.3万戸と発表しました。来年はみなさんの選択の幅がもう少し広がりそうな気配です。
さて、マンションDBでは、マンションDBを使ってマンション購入を検討していただいている方に、アンケートを行いました。対象はこの半年ぐらいの間にマンションDBから資料請求をしていただいた方が対象です。
その結果から、最近、マンションを探している人がどのようにマンションを選択しているのかがわかってきました。
<検討開始から購入までの期間>
今回アンケート対象となった方の中には、すでにマンションDBを使ってマンションを購入した人もいました。その人たちのマンション購入の検討期間については、検討始めから6ヵ月以内に購入する人が69%という結果になりました。
ですが2ヶ月以内という「即効派」の方が25%もいる反面、8ヶ月以上いう人も20%います。
検討期間は、ひとそれぞれで「平均値」では語れないことが分かります。

<マンション探しの条件は3P+LsT>
マンションを探す条件は立地(PLACE)、間取り(PLAN)、価格(PRICE)の3Pと言われていますが、最初の希望条件は立地、それも「希望する市区町村」といった単位で、大まかな条件を設定している方が多いようです。また、沿線(Line)や最寄り駅(Station)、通勤時間(Time)といった鉄道条件を上げる人も多いようです。
一方、最初の希望条件としては、マンションの規模や不動産会社、ブランドというマンションの固有条件を上げる人は低いことがわかります。
<希望に合ったマンションを探し直すための条件の変更>
マンション探しは、ある意味「妥協の繰り返し」といわれます。
マンションを探し始めた初期の条件で、ぴったりのマンションがあることは少ないので、条件をいろいろ変えていくのが一般的です。それでは、どのような条件から変えていくのでしょうか。
一番多いのは、「最初に希望してたエリアとは違うエリア(広い範囲)の物件を探す」で、「最寄り駅や沿線を変えて探す」が続きます。「価格条件を変える(高い価格)」という人はやはり少なくなりますが、それでも27%の人は高い価格帯で探し直しているようです。不動産販売の現場ではこれを「買い上がる」などと表現したりしますが、ある程度の余裕をもって低めの価格でまずは探してみようとする人も多いのでしょうね。

<ライフステージの変化は理想のマンションを待ってくれない>
さて、このように多くの方は、マンション検索の条件をいろいろ変えていく人が多いのですが、その背景にあるのはどんなことなのでしょうか。
以下の質問は、マンション購入検討のきっかけを聞いたものですが、「マンション価格相場の変化」とか「金利が安くなった」というような購入資金をめぐる状況よりも、結婚、出産などの「ライフステージの変化」が上位に上がっています。
つまり、マンションの購入は、やはり人生の中で、「自分の家を構える」という個人個人の「人生設計」が大きな要素になっているので、「理想のマンション」を求めるだけでなく、いい意味で「妥協」を重ねて自分の人生設計にふさわしい「家」を探すことが大事だと考える人が多いということでしょう。
マンション購入検討のきっかけ(全選択肢)
<さまざまなコンテンツでマンション探しをサポート>
マンションDBには、さまざまなコンテンツが用意されています。
今回の調査でもQ&Aのような解説が役立つというご意見をいただいていますが、「駅力」「街力」といったご自身でデータを活用していただくコンテンツも評価していただきました。
前述のように、いい意味での「妥協点を探る」ことが、マンション選びの肝になります。
マンションDBのこれらの機能を最大限に使ってマンション選びをしていただきたいと思います。
<マンションDBユーザーアンケート調査概要>
2009年10月にマンションDBのサイトから資料請求した方にアンケート調査を実施しました。
調査期間:2009年10月23日~28日
調査対象者:マンションDBで過去6ヵ月間に資料請求した方、6749名
回答者数:220名
回答者属性:
〔性別〕男性128名、女性92名
〔職業〕フルタイム勤務・自営業169名、専業主婦29名、その他22名
〔都道府県〕東京都77名、神奈川県24名、大阪府17名、埼玉県16名、愛知県15名、福岡県10名、兵庫県9名、千葉県9名、その他43名



