マンション業界コラムVol.15

●「豊洲」の変貌にびっくり!
みなさんは、東京湾岸エリアにいらっしゃったことがありますか?お台場とか東京ディズニーランド・・・?いいですねー。映画館やショッピングセンターがあって、誰もが一度は家族や友だちと出かけたり、デートで使ったことがありますよね。
でも、最近は、銀座からたったの3駅で行ける「おしゃれな湾岸」もあるんです。
その名は「豊洲」。つい5年くらい前までは、倉庫や工場が多い業務的な雰囲気の街でした。それが、久々行ってみると・・・降りる駅を間違えたかな?って思うほどの変わりよう!
先端のオフィスビルの向こうには、大規模ショッピングセンターやシネマコンプレックス。おしゃれなレストランや水辺のカフェ。広い公園や、スタイリッシュな大学キャンパスもあります。「豊洲」は東京メトロ有楽町線で「銀座1丁目」から3駅です。銀座に来るついでに、一度足をのばしてみては?
●みんなが住みたい「豊洲」
さて、こんな豊洲には、マンションもたくさん建ちつつあります。マンションDBの「駅力(リョク)」ページのアクセスランキングでも、豊洲は3ヵ月連続の東京トップを続けています。やはり今注目を集めているエリアなんでしょうか。建築中のタワーマンションを見ていると、こんなおしゃれな街に住めたらいいなーという気持ちになってきます。
ところで、豊洲って江東区なのですが、江東区には独特の歴史や趣きがありますよね。いっぽう豊洲はちょっとイメージが違うかな・・・とも感じます。地元や周辺の方々はどう思っているのでしょうか?そこで、江東区、江戸川区の人たちにアンケートを実施してみました。
まず、エリア別に居住したいと思うかという意向を聞きました。同じ江東区でも「大島」は地元の人には大人気ですが、それ以外の人は(いま持っている情報やイメージでは)わざわざ移り住もうとは思わないようなのです。ところが、「豊洲」は江東区、江戸川区の全域の人が高い居住志向を示しました。(グラフ① グラフ②)
次に、エリアや街の名前から連想するイメージについて聞きました。「江東区」「湾岸」「豊洲」のそれぞれ持たれているイメージを比較すると、(グラフ③)
○江東区、湾岸、豊洲の3つに共通するイメージは、「倉庫などが多く、都心に近い水辺のエリア」
○江東区にはなくて、湾岸・豊洲にはあるイメージは、「夜景や眺望がきれいで将来性がある街」「お洒落でステイタス性が高く、ショッピングの充実した街」
という分析ができそうです。
「豊洲」は、従来の「庶民的な江東区」とは一線を画す、「おしゃれな都市性」というイメージを備えています。このイメージが、豊洲だけでなく「湾岸エリア」を江東区の一環を越えた「独立区」的な存在に変えたのではないでしょうか。豊洲に対する高い居住志向は、今後、開発が進む湾岸エリア全体へ波及していくのかもしれません。
●「独立区・湾岸」か「歴史と情緒の内陸」か?あなたはどちら?
とはいえ、先ほどのイメージ調査で、ちょっと気になることもあります。豊洲や湾岸には、江東区が持っていた「歴史がある」、「情緒がある」といったイメージがあまりないのです。
豊洲に代表される、おしゃれな「独立区・湾岸」を選ぶのか、歴史や情緒ある江東・江戸川区の内陸方面を選ぶのかは、やはり住む人の価値観やライフスタイル、そして地縁などにもよるのでしょう。どちらも魅力的だし・・・うーん、またまた迷ってしまいます・・・。
※グラフ出典「創芸オリジナル調査」




