マンション業界コラムVol.6
マンション購入を検討する人には折込チラシが意外と役立っているという話が以前ありました。「眺めのいいタワーマンションがいいなあ」と思ったときに、大きなチラシを開いて物件情報を見ると、やっぱりインパクトがありますよね。では効率よく確かな情報をどのように集めればよいのでしょうか?実際にマンションを買った方々に、購入物件を最初に知った広告は何だったのかを聞いてみました。
全体では新聞折込チラシが多いですが、年代別では折込チラシは圧倒的に50代以上。20~30代は、住宅系サイトや口コミ、40代では口コミや屋外看板も目立ち、比較的若年層で接触媒体の多様化がみられます。
じっくり読めて情報量も多い折込チラシは最もポピュラーな情報源となっている一方で、ネットや口コミ、さらには屋外看板など、家の内外で接する様々な広告媒体が購入のきっかけとなっているようです。(グラフ①)

今度は年収で見てみましょう。折込チラシ以外では、中間所得層(世帯年収600~1000万未満)で住宅系サイトや物件ホームページが目立ち、一般的な高所得層(1000万以上)では口コミが目立ちます。ここで注目したいのは、高所得層で「口コミ」がきっかけとなった人が多いことです。富裕層は、資産運用の相談相手として税理士、FP(ファイナンシャル・プランナー)、仕事関連の知識人などの人脈を持っているというケースが多いのです(NRIアンケート調査※より)。このような人々は、職業柄、常に世の中にアンテナを張って、少しでもレベルの高い情報を得ようとしています。不動産購入でも、多彩な情報ルートが結果的に良い物件を見極める手助けになっていると思われます。(グラフ②)

また、インターネットへのリテラシー(活用能力)が高いことも富裕層の特徴といわれています。インターネット利用率を見てみると、世帯収入が上がるほど高くなっており、年収別では1,500~2,000万の年収層が最も高い(76%)という調査結果が出ています。つまり富裕層は統計的にインターネットリテラシーが高いと言えます。富裕層が多い医師や弁護士などは、もともと研究熱心であり、口コミをただ鵜呑みにせず、さらに情報を深く分析しているのです。
モノや情報が溢れる時代において賢い購入をするためには、信頼できる口コミ情報を得つつ、さらにネットで調べて分析する・・・そんな富裕層の情報接触パターンには、良い物件に出会うヒントがあるのではないでしょうか?
でも、「口コミ」ルートがないフツーの人はどうすればいいの?ひとつのメディアに絞らずいろんな広告にアンテナを張って、最終的にはポータルサイトやホームページをじっくり見た上で、モデルルームを訪問する・・・こんな方法なら、誰でも自分にぴったりの本命物件を見つけられそうですね。マンションDBもちょっぴりお手伝いできれば嬉しいです!
※野村総合研究所「新世代富裕層の研究」アンケート調査より
マンションの購入は、結婚に似ていると言われます。出逢いがあって、相手を見定めて、いくつかの候補の中からたった1つに絞り込み、決定する・・・。それは人の一生の中の一大イベントですよね。もちろん中には、複数のマンションを購入するゆとりのある方や、次から次へと買い替えをする移り気(?)な方もいらっしゃいますが。

たしかに小さいお子さんを抱えての家探しは大変なことです。ただ、既購入者たちが3ヵ月未満で購入を決定するケースが多いところを見ると、それだけ集中して物件を検討し、選択できているということでしょう。多少は勇気がわいてきますよね。
